-----発表会を終えて-----

 

7月16日、無事に発表会を終えることができました 🎶

生徒の皆さん、保護者の方々も〜お疲れ様でした。

日程が合わない私に変わってお手伝いいただいたドラム講師にも感謝です。

 

今年はプログラムの都合上、当教室の子供たちは大人の部に出演となりました。

午前の1部ということで客席のほうは少し寂しかったと聞いておりますが、

生徒の皆さんをはじめお越しいただいた皆様、いかがでしたか?

それぞれ感じられたことや何かご意見などいただければ嬉しく思います。

 

ところで、発表会は発表する場を一つの目標として何ヶ月も前から練習に取りかかります。

この数ヶ月で子どもたちは、演奏面、精神面共に大きく成長することになります。

そこで子どもの学びの観点から一つの事例をご紹介します。

 

特に小さい子どもの場合、時間の感覚があまりありません。

そこで私は、決められた日まであと何日あっていつまでに仕上げるか、発表会までの練習計画を考えさせるようにしています。

明らかに間に合わなさそうな生徒にはアドバイスはしますが、生徒自身のやり方を否定せず見守ります。

たとえ上手くいかなくても学びの機会にしてもらうことのほうが大事で、

先生がここまで弾いてくるようにと言ったから練習する、そんな受け身のレッスンは子どもの成長には結びつかないからです。

 

これは何も音楽の話に限ったことではありません。

(勉強が出来る出来ない、練習するしないにかかわらず)子どもは子どもなりの自分の意思=考えがあるはずです。

そこにフォーカス出来ない学校や塾のような集団での詰め込み教育だけでは時には成長を妨げます。

一見親切なようですが、一方的に教えられた知識や経験が自分の中に留まる手がかりが無いまま素通りしてしまうからです。

多くの子どもが覚えては忘れるの繰り返しで、頭の使い方を知らないままでは応用力が身に付きません。

結果、覚えなければいけないことだけが増えて疲れてしまい興味もやる気も失せてしまいます。

 

そもそも考えるとはどういうことなのか?

自ら考える思考力は児童期に基礎が形成されるといわれます。

大人になったとき、仕事においても対人関係でも、自分で考えたり分析することが必要になる場面は多いことでしょう。

そんなときにも、考えることがストレスになる人にではなく、考えることが好きな人でいてほしいと願っています。

 

とはいっても私がかかわれるのは、月3回40分というほんの僅かな時間です。

ご家庭におかれましても、子どもの考える力を育むための工夫をしていただければと思います。

今後ともよろしくお願いします。